社会保険料は雇用保険・健康保険・厚生年金保険を合わせて、月給の約15%
程度ですから、高いと思われる方も多くて当然だと思います。しかし、保険事故
はやはり予想できません。どうしたらよいのでしょうか?ここで、保険料について
今一度考えて見ましょう。保険料は標準報酬によってきまるものでした。この算
定が行なわれるのは原則として7月です。報酬の範囲には残業手当も含まれま
す。すなわち、労働時間管理を今一度見直すことで、保険料削減につながること
いえます。また、60歳以上の高齢者については雇用保険からの高年齢雇用継
続給付や厚生年金保険からの在職老齢年金が受けられる場合があります。こ
れらの給付は報酬には含まれませんので、上手に受けることで保険料の削減(所
得税など節税にもなります。)につながるかもしれません。また、所定労働時間
を短くし家事と両立できる環境をつくり、パートタイマーを活用されてみるのもよい
方法かもしれません。(パートタイマーといえども、貴重な戦力となる方も大勢い
ます。)派遣労働者の活用やアウトソーシングなど外部に業務を委託する方法
も悪くはありません。社会保険料削減策は、日ごろの労務管理にあるといえる
かもしれません。 |